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【調理員の体験談】実際に働いている人の声を聞いてみた

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調理員は、介護施設の中で利用者さんに提供する食事の調理業務を担当する仕事です。現在の介護保険制度の中では、介護員の処遇改善に向けた動きも出ていますが、同じ介護施設の現場で働く調理員にも厳しい現状があることは、なかなか知られていないようです。

食事も介護と同様に、1日も休むことができないものだけに、今回は、忙しい現場の中で頑張って働く調理員の体験談(思い)も是非紹介したいと思います。

配食サービスの大切さを実感

調理員をしながら、配食サービスも届けているAさんの体験談です。配食を受ける前は、栄養失調や筋力低下のため、歩くのもふらふらしていた利用者さんが、自分が調理をした配食を届けるたびに、元気になっていく姿を見ると、改めて食事の大切さを実感します。

自分が作った食事が利用者さんの命をつないでるといると思うだけで、大変ではありますが、頑張れています。

食事を通して感じる利用者さんの思い

特養で調理員として働くBさんの体験談です。自分は50代過ぎてから、特養の調理員として働き始めました。転職をする際に、介護員か調理員か職種に悩みましたが、結果的に、介護の現場で調理ができるこの職場を選びました。

利用者さんから「食事がおいしかった」「ごちそうさま」と言われるたびに、この仕事について良かったと思っています。

自分がおいしいと思う食事を提供したい

特養やデイサービスで調理員をしているCさんの体験談です。調理場で作った食事をフロアにあげて、食べ終わった頃におろす作業の日々なので、なかなか利用者さんが食べている姿が見られなくて残念です。

それでも、自分が食べて「今日はおいしい!」と思った食事の時には、残菜も少ないことが多く、毎回自分がおいしいと思う食事作りを心がけていきたいと思っています。

まとめ

いかがでしたか?介護の現場の中には、直接利用者さんの介護に関わらなくても、このように食事を通して利用者さんの支援をしている職種もあるのです。高齢の利用者さんにとって「食事が命をつなぐ」と言っても過言ではありません。

食事を通して利用者さんを笑顔にできるという意味では、とてもやりがいのある仕事でもありますね。それだけに、介護職員同様介護現場で働く調理員の処遇に関しても、是非検討してもらいたいものです。

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