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【看護職員(施設)の体験談】実際に働いている人の声を聞いてみた

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施設やデイサービス等で働く看護職は、利用者さんの体調管理や服薬管理、介護職員への医療面でのアドバイスなどを行います。病気の治療を目的とする病院とは違い、利用者さんが快適に生活できることが求められます。

今回は、施設やデイサービスで働いている看護師さんの体験談を紹介します。

本人や家族の要望にどこまで応えられるか・・・

特養で看護職として働くのAさんの体験談です。 特養などの施設でも、年々医療ニーズの高い利用者さんが増え、それに伴い家族から要求されるレベルも高くなってきています。終末期の看取りのケアは、行えるようになったものの、胃瘻や経管などの医療処置が必要になった利用者さんは、私の施設で受け入れることができない現状が今もあります。

長い間、施設の中で一緒に笑い、涙した利用者さんが体調不良で入院となり、その後本人や家族から「病院から施設に戻りたい!」との希望があり、すぐに準備をしましたが、手続き等が遅れた結果、間に合わなかったこと・・・

また「最期を看取ってほしい」と希望されていたにも関わらず、医療処置が必要なったことでその対応ができないため、他の施設に移っていただいたこと・・・本人はもちろんその家族の意向に沿えなかったことは、忘れずに今も心に残っています。

自分の力不足を知る

デイサービスの看護職として働くBさんの体験談です。自分は若い頃に看護師の資格を取ったものの、働く機会がなくそのまま結婚し子育てに追われる年月を過ごしていました。しかし子どもの手が離れ始めた頃にちょうど介護保険制度がスタート。地元の求人にも、夜勤のない施設看護師やデイの看護師、また訪問看護師の求人等が多く出回るようになったのです。

デイサービスの看護職の役割は、利用者のバイタルチェック・服薬管理(確認)、体調不良時のケアが中心だと聞き、それなら臨床経験のない自分にもできるかもしれないと応募しました。そこから私の初めての看護師の仕事がスタートしたのです。しかしいざデイの現場に入ると、毎日が戦争のような忙しさ。なかなかじっくりと一人ひとりの利用者さんに向き合い健康状態を把握することもできず、介護やその他の雑務等にも追われる日々が続きました。

そんなある日のこと、あまりの忙しさで利用者さんから体調不良の訴えがあったにも関わらず、その変化を見逃してしまい、その後体調が急変し緊急入院するというできごとがあったのです。そのできごとを機に、利用者さんの小さな体調の変化を見逃さないよう、自分自身がもう少しアセスメントする力を磨き、利用者が安心してデイを利用していただけるようにと日々努力を重ね、もう15年以上が経過しています。

まとめ

施設やデイサービス等は、病気の治療が目的である病院とは違い高齢者が快適に暮らす生活の一部でもあります。介護施設やデイサービスの増加に伴い、年々看護師の需要も増えてきています。もし実際に、看護師の資格を活かしたいと考えている人には、チャレンジしやすい仕事なのではないでしょうか。

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