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【ケアマネージャーの体験談】実際に働いている人の声を聞いてみた

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ケアマネは、介護を必要とする利用者さんが必要な介護保険サービスを受けられるよう、ケアプラン(サービス計画書)の作成やサービス事業者との調整等を行います。

ケアマネの働く場所は居宅、施設等様々ありますが、同じケアマネジャー業務でも、働く場所や担当する利用者さんの状況によって、それぞれに違いがあるようです。今回は、様々な場所でケアマネとして働いている人の体験談を紹介します。

在宅復帰ができない施設の中で、もがくばかりの日々・・

老健でケアマネとして働いていたAさんの体験談です。老健は自宅に戻ることを目的としている施設で、在宅復帰をめざすために、身体機能向上のリハビリや医療的なケアを行います。

私が老健施設を選んだのは、「ここでリハビリを頑張って、住み慣れた家に戻りたい!」という入所中の利用者さんの目標に向かい、それを支援できるケアマネの仕事に魅力を感じたからです。

しかし、実際私が理想していたものと現実には大きなギャップがあったのです。自分の働く老健も、入居期間を原則として3カ月としています。しかし3カ月のリハビリを経て、在宅に戻れる状態にまで改善しても、利用者さんを取り巻く様々な状況により、在宅に戻るための調整が進まず長期化することも少なくありません。

中には自分は特養の待機待ちで、老健を利用しているとはっきり言う人もいて、リハビリに対しても消極的・・・老健本来の機能が果たせていない現状に、この施設でケアマネとして働くことに疑問を感じるようになりました。その後、私は居宅のケアマネに転職し、今も在宅の利用者さんの在宅支援をしています。

孤独死を防ぐために・・・

地域包括支援センターで10年以上、主任ケアマネとして働いているBさんの体験談です。私が働く地域包括支援センターの行政から委託された仕事のひとつに、地域の高齢者の安否確認を行う役割があります。

自分の地域には独居高齢者が多く、近所の方から「新聞がずっとたまっている・・・」「最近見かけない・・・」などの連絡が入ることもあります。その通報を受け訪問すると、体調が悪くて寝込んでいたり、時には部屋で倒れている場合もあります。

年に何回かは、残念ながら孤独死の現場に出くわすこともあります。独居高齢者の家の周りを見ながら「ここの家は大丈夫かな」と何となく感じることもあります。

また、いざ訪問してもなかなか受け入れてもらえない場合も多く「また来ますね。」「何かあればいつでも連絡下さいね。」と声をかけたり、ポストに地域包括のチラシを入れて帰る日々。自分から相談ができたり訴えられる人ばかりではありません。

自分では、声をあげることができない高齢者をいかに見つけ、関係を築いておくことも孤独死を防ぐためには大切だと、根気よく訪問を重ねています。

請求業務に慣れない私だったが・・・

ショートの相談員から居宅のケアマネに転職をした30代前半のCさんの体験談です。今まで在宅の現場経験のない私でしたが、ショートの相談員時代に、在宅の利用者やその家族と関わる機会があったので、特に大きな不安はありませんでした。

しかしケアマネ業務の大変さは私の予想をはるかに越えたものだったのです。特に私にとって一番のストレスの要因は、請求関係に関わる事務作業。自分の事業所では、当時6人のケアマネが働いていましが、「利用者を担当する所から、請求業務に至るまでの一連の流れを全て理解した上で、業務を行うのもケアマネの役割」という管理者の意向により、新人の頃から請求業務も指導を受けながら行っていました。

同じ新人が働く他の事業所では、請求業務は全て介護事務が行うという話を聞いていたので、何度もうらやましいと感じることも・・・月日を重ねても、なかなか完璧にミスなくできることがなく、毎月自分の担当利用者の返戻の通知や、サービス事業所からの修正依頼の連絡を受けるたびにあやまったり、落ち込んだりしていきました。

しかしそれでも、先輩たちのアドバイスを受けながら繰り返し行う中で、自然にミスなく請求業務ができるようになっていきました。後になり、先輩ケアマネから「誰がいつどこの事業所に転職することになっても、自信を持ってケアマネの一連の業務ができること」を管理者は考えているのだと聞きました。その後結婚し、他県に転居した私は、今も転居先の事業所で、ケアマネの仕事を続けています。

まとめ

施設ケアマネと居宅ケアマネ・・・どこで働くケアマネもにそれぞれに違う大変さがあるようですね。高齢者が増えていく中、介護保険制度や介護サービスの幅広い知識を持つ専門化として、今後もますます必要とされる職種だと言えるでしょう。

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