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【訪問介護員の体験談】実際に働いている人の声を聞いてみた

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一般的にはホームヘルパーで呼ばれている訪問介護員は、介護が必要な利用者さんの自宅を訪問し、日常生活の日常生活の援助をする仕事です。ケアプランに沿って決められた時間の中で必要な援助を行います。

訪問介護員は、ライフスタイルに合わせた働き方も可能なため、初任者研修などの資格取得後、初めて介護の仕事に就く人、子育て中の人や親の介護をしている人など、自分の空いている時間に働くケースも多いようです。今回は、在宅の利用者さんの支援をする訪問介護員(ヘルパー)の体験談を紹介します。

介護保険サービスの訪問介護の援助の難しさを実感する

訪問介護事業所で、5年間非常勤のヘルパーとして働いているAさんの体験談です。介護保険の訪問介護サービスには様々な制限があります。もちろん介護保険サービスには、税金が使われているということを理解してくれている利用者さんや家族の方ばかりではありません。まるで私費で雇っている家政婦さんのように、自分がしてもらいたいことは何でもやってくれるものと思われていることもあります。

また時には、同じ援助をするはずのヘルパーさん同士で、援助する内容が違い、トラブルになることもあります。少しでも利用者さんやその家族の方にもきちんと理解してもらえるような しくみができるといいと、いつも思っています。

方向音痴の私が大変だったこと

訪問介護事業所で働き、3年目のBさんの新人時代の体験談です。私は結婚を機に転居し、初任者研修を受けた後、慣れない土地で登録ヘルパーとして働き始めました。当時の私は、ヘルパーとして援助を行うという緊張感はもちろんのこと、その前にまず道が覚えられるかという不安を抱えながらのスタートでした。

昔から方向音痴で有名な自分が、時間通りに担当利用者さんの自宅に無事に着くことができるか、また買い物援助もある場合には、買い物をする場所までスムーズにたどり着くことができるのか・・・自転車移動のため、安全にも注意を払いながら、とにかく毎日が不安で一杯でした。

何とか利用者さん宅には着くことができても、訪問終了後事業所への帰り方がわからなくなり、何度もそばにいる 人に道を尋ねたり、事業所に電話をして教えてもらうこともありました。今考えれば笑い話になりますが、本当に懐かしい思い出です。

男性ヘルパーは受け入れられるのか・・・

20代で訪問介護事業所に入り、今は管理者となったCさん(男性)のヘルパー時代の体験談です。今でこそ男性ヘルパーも訪問介護事業所で普通に働いていますが、自分が働き始めた頃は、まだ介護保険制度がスタートした直後で、当時男性ヘルパーは本当に珍しいと言われる時代でした。もちろん職場もみな女性ばかりで、訪問介護の中で男性ヘルパーをどのように派遣するか悩むこともあったようです。

またいざ利用者さん宅に同行させてもらっても、なかなか男性ヘルパーの受け入れには抵抗がある方が多く、当時は本当に悩みました。しかし時が経った今では、逆に男性ヘルパー希望の利用者さんも増えてきて、若い男性ヘルパーが元気に訪問する後ろ姿を頼もしく見守っています。

まとめ

現在、施設では無資格でも働ける職場もあります。しかし訪問介護事業所は、無資格で働くことができません。訪問介護は、基本的に1人で利用者の家を訪問し、利用者さんの状況や様子見て判断することも重要な仕事だからと言われています。

それだけに正社員、非常勤、また登録ヘルパーなど、どのような働き方をしていても、常に専門職としての意識を持つことが大切です。

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