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高齢者が喜ぶレクリエーションはこれだ!おすすめ10選

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高齢者にとって、レクリエーションの重要さはよく理解しているけれど、実際高齢者が入所する施設デイサービスなどで、日々のレクリエーションを考えるのは、本当に大変なことです。

皆さんの中にも、レクリエーションを考えたり、進めることが大の苦手!という人もたくさんいることでしょう。今回は、高齢者に喜ばれるレクリエーションには、どんなものがあるのかをまとめてみましたので、参考にしていただけたらと思っています。

高齢者がレクリエーションをする事でどんなメリットがあるの?

最近の高齢者施設やデイサービスでは、高齢者が楽しく笑顔で過ごせるように、様々なレクリエーションが取り入れられています。レクリエーションを行う目的やその効果として、次のようなものが考えられます。

●身体を適度に動かすことにより、身体機能の維持や向上が図れる
⇒高齢者の方は身体を動かす機会が減り、体力や筋力の低下傾向にあります。そのまま何もしないでいれば、ますます身体機能は低下し、要介護度が進む恐れも大きくなります。レクリエーションを楽しみながら、無理なく体を動かすことが大切です。

手先や頭を使うことで、脳を活性化させる
⇒手先や頭を使うレクリエーションを行うことで、脳の活性化につながり認知症の予防や症状の進行を遅らせる効果も期待されます。

●レクリエーションを通して、他者とのコミュニケーションを図る
⇒高齢になると、身体機能の低下から、外出の機会が減ったり、閉じこもりがちの生活が増え、他者と触れ合う機会も少なくなります。レクリエーションを通して、他の高齢者との触れ合う時間や会話をする機会も増え、生活にはりができます。レクレーションを行う介護職は、レクリエーションを行う目的や効果をしっかり理解しておくことも大切です。

高齢者が喜ぶレクリエーション

では具体的にどんなレクリエーションが、高齢者に喜ばれるのでしょうか。今回は簡単に準備ができる(常備しておける)もの、また椅子や車いすに座ったままでもできるレクリエーションを紹介します。

  1. 風船バレー・風船テニス ⇒ 風船を使った定番のレクリエーションです。風船がボール代わりになります。風船バレーは手で、風船テニスはうちわや折りたたんだ新聞紙を使用し、 風船を打ち合います。椅子や車いすに座ったままでも行なえます。チームを作っても楽しいですね。
  2. ボーリング ⇒ペットボトル10本をボーリングのピンにして、子ども用の軽いボールを転がしてピンを倒します。ボールは、手で転がしても足で蹴ってもできます。
  3. 輪投げ ⇒重ねた新聞紙2枚を広げて、隅から細く固めに巻き棒状にし、それを曲げて輪投げの輪を作ります。椅子をひっくり返して、輪投げ台にします。4本の椅子の脚を目がけて輪を投げます。4本の脚にそれぞれ点数をつけて、得点を競うこともできます。
  4. サイコロころがし ⇒厚紙(20×20㎝)を6枚貼り合わせ、それに数字を書きサイコロを作ります。それを転がして出た数字が大きい方が勝ちです。1人ずつやるのも良いですが、2人あるいは3~4人くらいで一斉に転がしても出た数を競っても盛り上がります。サイコロの大きさを小さくすればテーブルの上でもできます。
  5. 玉入れ ⇒新聞紙を丸めて玉入れの玉をたくさん用意します。適当なかご(バケツでもなんでも可)などを用意し、丸めた新聞紙を投げ入れて遊びます。円になるよう椅子を並べて、その真ん中にかごを置き、みんなでそのかごの中に玉を投げ入れます。かごのかわりに、透明の傘を開いて逆さにおいても面白いです。
  6. 1~31並べ ⇒1~31日まであるカレンダー(使い終わったものでよい)に、そのカレンダーと同じ大きさの厚紙を貼り、1日ごとにはさみで切って31枚のカードを作ります。そのカードをテーブル上に、ばらばらに混ぜておき、それを1から31まで探しながら順番に並べていきます。1人でも複数でも遊べます。
  7. しりとり ⇒1人ずつに紙と鉛筆を用意します。その紙にレク担当から伝えられた言葉をまず書いてもらいます。スタートの合図で、それぞれが紙の上でしりとりをしていきます。(例:りんご→ごりら→らっぱ→パラシュート→トンボ・・・)同じ言葉が書かれていたり「ん」がついたら失格です。一番多くの言葉を書いた人が1番になります。
  8. カレンダー作り ⇒毎月その季節に合わせたカレンダー作り。これは意外に人気で、高齢者は、自分が塗り絵やはり絵などをして完成させたカレンダーを自宅や施設の居室に飾って楽しんでいます。また施設内の室内装飾に、高齢者が手作業で作った折り紙や貼り絵、塗り絵などを利用することもできます。
  9. おやつ作り ⇒グループ分けや役割分担は職員がフォローします。ホットプレート等利用すると、意外に簡単に作れるおやつ。手作りしたおやつをみんなで食べる時間もまた楽しいです。
  10. カラオケ ⇒何と言っても、カラオケの人気は大きいです。1人で歌っても、みんなで歌っても、他の人の歌を聴いていても、みんながそれぞれに楽しい時間を過ごせるレクリエーションです。

まとめ

レクリエーションが高齢者にもたらす効果は大きいと言われています。レクリエーション介護士という資格もでき、今後ますますレクリエーションの内容も広がっていくことでしょう。

高齢者がそれぞれ暮らしている場所で、活き活きとまた笑顔で生活できることが、生活の質を高めていくことにつながってくると思います。 レクリエーションが苦手だという人が、ひとつでも高齢者が喜ぶレクリエーションが企画できることを願っています。