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介護職の介護職による介護職のためのブログ

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介護職がステップアップするための目標の立て方(例)

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介護職として働いている人の多くは、年度の初めにまたは上半期、下半期期ごとに、個人の目標を立てることが義務付けられているところも多いと思います。

介護職が「目標を立てる」と言われても、なかなかどんな目標を立てたら良いのかがわからない人もいることでしょう。

今回は介護職がステップアップするために、どんなふうな目標を立てていけば良いのかを一緒に考えてみたいと思います。

何故、目標を立てることが必要なのか

どの業界で働いていても、仕事の中で目標を立てて、それに向けて努力していくことがあると思います。たとえば営業職などは、毎月自分が頑張った成果がはっきり数値に現れるため、誰が見てもわかりやすく、評価もしやすいですよね。

しかし介護職の場合には、日々同じ業務の繰り返しの中で、何も目標がなければ自分が何を目指して良いかが見えにくくなります。。それだけに、しっかりと目標を立てておくことがとても重要となります。

資格の取得は、ステップアップした成果が目に見える代表的な目標

あなたが「利用者さんに対して、常に思いやりをもってケアをする」とか「転倒させないように安全に介助を行う」などの目標を立てても、あまりにも漠然とし過ぎていて、その達成度がわかりにくいと思います。

こうした中で、やはり介護職としてステップアップするための目標として、「資格の取得」をあげる人が多いようです。目標を1つ1つ着実に達成していくことで、次の目標を考えることもできるようになり、継続して努力を重ねていければ、最終目標にもたどり着くことができます。

ステップアップするための資格取得を目標にする場合

みなさんもすでにご存じのように、2013年度から介護職の資格取得制度が変わり、新たに体系化されました。こうした中で、現在は無資格で働いているけれど、この先資格取得を目指そうという人達もたくさんいます。

近年、介護職向けに、本当に様々な資格が出てきています。もちろんその中には、今の自分自身の仕事に活かせるものも多くあるとは思います。

しかし注意したいのは「とにかく取れるものは、 何でも取っておきたい」と資格取得を漠然と考えるのではなく、やはりきちんと自分の目標を立てた上で、段階を踏むように資格取得を考えていくことをお勧めします。

介護業界におけるステップアップのための代表的な資格について

介護職の中にも様々な職種があり、それによって必要な資格も違ってきます。介護の仕事は年齢、性別等に関わらず、経験年数等に応じて介護福祉士・ケアマネジャーなどの受験資格を得ることもできます。ここでは、代表的な資格を簡単に紹介します。

無資格からのステップアップ

無資格の人が最初に取得する資格として介護職員初任者研修があり、この研修では基本的な知識や技術を学ぶ。

介護職員初任者研修からのステップアップ

介護職員初任者研修からスキルアップするために、介護職員実務者研修がある。この実務者研修では、医学知識や介護技術、社会福祉制度に関する知識など、初任者研修より幅広い領域を学ぶ。

介護職員初任者研修⇒介護職員実務者研修からのステップアップ

介護職としてさらに専門性を持って仕事をしていきたいと考える場合には、国家資格である介護福祉士資格がある。現場での実務経験が3年以上あり、介護職員実務者研修を修了している人に受験資格が与えられる。

介護福祉士からのステップアップその1

介護福祉士として実務経験を積み、認定介護福 祉士資格を目指すことができる。

認定介護福祉士の資格を取るには、介護福祉士の実務経験7~8年以上、介護チームのリーダーとしての実務経験がある、居宅、居住(施設)系サービス双方での生活支援の経験をもっているなど条件としてあげられている。

介護福祉士からのステップアップその2

介護福祉士の資格から実務経験を積んで、ケアマネの資格取得を目指すことができる。ケアマネの資格を取得するには、福祉や医療等の国家資格を取得した上で、5年以上の実務経験をしていることが必要。(※資格要件が平成28年度以降一部変更しており確認要)

まとめ

資格取得のための目標を立てることは、取得できたことで達成感 を得られ、仕事のモチベーションアップにもつながります。自分の立てた目標に合わせて、介護職としての知識や技術のステップアップ・キャリアアップを目指したいものです。

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