介護職の転職活動は在職中に行うべき？
「転職活動」と聞いて、みなさんはどのようなイメージが頭に浮かびますか？「今の仕事を辞めてから転職活動を始めるか？それとも仕事を続けながら行うか？」など悩むこともあると思います。もちろんどちらを選んだとしても、それぞれにメリット・デメリットがあります。
また一人ひとりの個人的な事情も等考えると、一概にどちらがいいとは言いきれないのではないでしょうか。今回は、今転職を考えているあなたが、どのタイミングで転職活動を始めたらいいのかを考えてみたいと思います。
仕事を続けながら転職活動をしても問題はないの？
一般的に転職活動と言うと、まず現在の職場を辞めてから、始めるものだと考えてしまいがちです。特に転職の未経験者ほどその傾向が強いようです。しかし仕事を続けながら転職活動をすること自体、特に問題ではありません。
むしろ早く転職したいがために、さっさと職場を辞めてしまい、後悔したという人の話も耳にしています。では実際のところ、先に仕事を辞めてから転職活動を行なう場合と、仕事を辞めずに転職活動を行う場合、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
仕事を辞めてから転職活動を行なう場合
仕事を辞めるということは、同時に無職になるということでもあります。そのことを念頭に入れて色々と事前に考えておく必要があります。
<メリット>
- 退職してから転職活動を行う場合には、以前の会社で雇用保険に加入しているなど、一定要件に該当すれば失業手当てが受給できる（ただし一部条件あり）
- 時間に余裕ができ、転職活動を最優先で行える
- 様々な求人を時間をかけてじっくり探すことができ、応募先の情報収集等もしっかり行うことができる
- 新たな資格の取得や、スキルアップのための研修や講習等を受けることも可能
<デメリット>
- 退職後は、収入が入らないことになるため、生活面を含め不安な時期が続く（失業手当てが給付されても、それまでの期間は無収入）
- 仕事を辞めているので「早く次の仕事を見つけなくては・・・」と焦りが出ることもある
- 退職や転職に伴う「健康保険」「年金」「社会保険関係」の書類等の手続きが必要
- どんなに悔やんでも、前職には戻ることはできない
★アドバイス：退職後スムーズによい転職先が見つかればいいのですが、どうしても前職よりいい仕事を探そうとするため長期化する場合もあります。なかなか思うような求人が見つからなくても、焦らないことが大切です。だんだんと不安が先行し、最終的に妥協せざるを得ない状況になる場合もあるからです。
仕事を辞めずに転職活動を行う場合
仕事を辞めずに転職活動を行う場合には、今の職場に迷惑をかけない方法で行うこと、また転職に合わせ退職の時期等しっかりスケジュールを立てておく必要があります。
<メリット>
- 転職活動中も、収入は確保されているので安心
- 自分の希望条件に合う職場や求人を仕事をしながら探すことができる
- 転職に伴う「健康保険」「年金」「社会保険関係」等の手続きを自分で行う必要がない
- 転職活動をする中で、やはり今の職場の方が良いと判断すれば、そのまま同じ職場で働くことが可能
<デメリット>
- 日々の業務に追われながらの求職活動で、なかなか休みや時間がとりにくい
- 求人情報の収集の方法や時間が限定されてしまう
- 面接等の日程調整などに苦労する ・応募先の希望する採用時期と自分の退職時期がうまく合わないこともある
★アドバイス：色々な転職先の求人票を見ていく中で「やはり今の職場の方がよいのでは・・・」「なかなか自分の条件に合う職場が見つからない・・・」などと感じた場合には、そのまま今の職場で働き続けることも可能です。どうしても辞めなくてはならないよほどの事情がない限り、次の転職先が見つかるまでの間、働きながら転職活動をする方が不安は少ないかもしれません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。あなたがどちらを選ぶにしても、今の職場を辞めて他の職場に転職すると言うのは、非常に労力が必要にです。まずは自分自身がこの転職活動によって、精神的なストレスや焦りを抱えこまないようにすることが一番だと思います。
不安な状態が続く中で転職活動を行った結果として、前職より待遇が悪いところに転職してしまい、再び転職活動を繰り返すことにもなりかねません。
「転職活動は、仕事をやめてからがいいのか、あるいは仕事を続けながらがいいのか」に関して言えることは、それぞれのリスクをひとつずつしっかりと確認しながら、自分に合った方法を選択するのが良いのではないでしょうか。
