介護職が転職するのに有利な時期ってあるの？

介護職として働く人の中には「もし今より条件の良い所があれば、転職をしたい」と考えている人も多いのではないかと思います。

様々な求職情報等を見ればわかりますが、人手不足の介護業界では、介護の求人自体は、1年を通して常にあります。そんな中でも、介護職が転職をするのに有利な時期があると言われています。

今回は、今はまだ漠然と転職を考えている人が、少しでも良い職場と出会えるために、転職に有利な時期をまとめてみました。

もちろん個々の置かれている事情により、すぐにでも転職を余儀なくされている人は、有利な時期などにこだわらずに、少しでも早く動き出すことをオススメします。

いざ介護職が転職を考えても、なかなか踏み出せない事情がある

介護業界は、退職や転職を繰り返す人が多い業界とも言われています。しかし、いざ自分が転職したいと思っても、介護の現場は常に忙しい状況で、なかなか行動に移せないことも多いようです。

たとえば、自分がやめようと考えていた時期に、同僚に先に退職を切り出されてしまうなんてこともよくあること。だからこそ、日頃からベストなタイミングを知っておくことで、スムーズな転職に踏み切ることが大切です。

転職に有利な時期を考える

一般的に言えば、転職するのに一番良い時期は4月です。年度末でもある3月末には年間を通して一番退職者が多いため、求人件数も一番多くなってきます。また4月は新入職員も多く入る時期でもあり、新卒の職員対象の研修等を一緒に受けることができる職場もあるようです。

また3月末以外にも、求人が多くなる時期があるのです。夏、冬のボーナスの後でもある7月と1月入職の求人です。この時期は「辞めるならボーナスを貰ってから」という人が多い時期でもあり、それに伴い求人数も増えます。特に6月には、4月に入った新入職員がすぐ退職してしまい、急遽募集するという職場も少なくありません。

退職に必要な期間とタイミングから転職時期を決める

転職に有利な時期を説明しましたが、実際その時期に転職するのであれば、ます自分の職場の退職に必要な期間を決めることです。最低でも、その時期の2、3ヵ月前には動き出すようにしましょう。転職活動も、退職をしてからゆとりを持って始められる人ばかりではありません。働きながら同時に転職活動を進める人も多くいます。

まずは転職に必要な情報収集をしながら、具体的に転職までのスケジュールを考え、それに合わせた転職時期を決めることが大切です。 転職は、自分がしたいと思った時にすぐできるものではないため、転職に有利な時期に合わせて準備をすることで、より良い転職ができます。

転職活動をする場合に気をつけたいこと

有利な時期に転職をということばかりを考えるあまり、つい忘れがちになってしまうことを伝えておきたいと思います。介護業界は、地方に住んでいる人であれば、よりわかることではないかと思いますが、想像以上に狭い業界です。

あまりに配慮に欠ける転職をしたことが、周りの評判になり、後々仕事に影響する場合もあると聞いています。当たり前の事ですが、転職を決めてから退職に至るまでの仕事に対する姿勢やマナーなどには十分な配慮が必要です。

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まとめ

転職に有利な時期と考えられている時期も、あくまで一般的に考えられているものであって、一人ひとりによっては、その有利な時期も違ってくるかもしれません。

有利な時期だからと、無理にその時期に合わせて、不用意に転職に踏み切ったり、逆に今は時期ではないからと、転職をあきらめるのではなく、自分自身の考えた転職までのスケジュールやタイミングをよく見極めることも必要です。

どうしても今の職場が耐えられないという場合には、今すぐに転職活動を始めることが自分にとっての良い時期に当たるかもしれませんね。転職は自分自身にとっても大きな影響を及ぼすものでもあり、慎重に動き出しましょう。