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介護職の介護職による介護職のためのブログ

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介護職は体力が無くても働けるの?

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介護の仕事と言えば、3K(きつい・汚い・危険)最近では4K(きつい・汚い・危険・給料が安い)とも言われているように、体力的にもハードな仕事です。

実際に「体力の限界」と言う理由で辞めていく人もいる一方で、体力には自信はないけれど、介護の仕事が好きだからと頑張っている人もたくさんいることでしょう。

「介護職として働きたいと思っているが、体力に自信がない」「介護の仕事はやりがはあるけれど、どうしても体力が続かない」というあなたと一緒に、今回は介護職が抱える体力の問題について考えてみたいと思います。

介護職が職場をやめる理由

介護職を辞めたい理由は、それぞれの人によって違うと思います。その中には、体力の限界を理由にする人も少なくありません。介護の現場の中では、日々のハードな業務に体力がついていかない、利用者さんの介助が原因で腰痛を発症した、また夜勤のある職場では、不規則な勤務により体調不良を抱えたりすることもあるでしょう。

もし自分自身にやる気があったとしても、体力や体調不良等が原因で、介護事故などにつながる可能性もあります。このように、介護職の仕事は好きなんだけれど、どうしても体力が持たないということが、介護職を辞める大きな理由になっている場合もあるのです。

介護職は、やっていくうちに体力はついていくものなの?

どんな仕事であっても体力は必要ですが、利用者さんの入浴・排泄・食事等の身体介護や夜勤などがある介護の現場は、とにかく体が資本だと言われています。特に介護職についたばかりの慣れないうちは、介護業務以外にも覚える事も沢山あり、経験の無い方は本当に大変です。

しかし、業務の一連の流れがわかるようになる頃には、少しずつ身体も慣れていきます。また介護自体も、しっかりと介護技術を学び慣れていけば、余分な力を使わなくても済むので、疲れ具合も変わってくると思います。新人の場合には、3ヶ月もすれば体力的な不安も少しずつ軽減されていくでしょう。

介護職の人たちはどうやって体力を維持しているの?

今はどんなに若く体力には自信があると言う人でも、年齢を重ねていくにつれ、体力が落ちていくのを実感する人もいることでしょう。 特に夜勤がある職場などでは、年々肉体的にきつくなると言われています。実際に介護の現場で働く人達に、体力を維持するために気をつけていることを聞いてみました。

  • 日頃から、身体を動かすよう意識している。介護の現場では同じ姿勢をとることが多いので、積極的にストレッチを行ったり、ウォーキング、マラソンなどで、身体づくりをしている。
  • とにかくできる限り、休養したり睡眠をとるよう心がけている。
  • 食事には気を付けて、栄養が偏らないようにしている。(免疫力を高める食材をとる)
  • とにかくストレスをためないようにしている。
  • 自己流の力任せな介護ではなく、しっかりと介護技術を学ぶことで、身体への負担を減らすように努力している。(ボディメカニクス)

体力が限界になる前にやっておきたいこと

どんなに自分自身の身体のケアをしていても、介護業務は日々身体を使うハードな仕事です。その中でどうしても体力が限界になったり、腰痛等の持病を抱えてしまう場合もあることでしょう。

しかし、介護の現場には自分自身がスキルアップできるチャンスがたくさんあります。そのためには、とにかく資格の取得をおすすめします。新たな資格を取得していくことで、今より体力的な負担が少ないだけでなく、好待遇で働ける職種もあります。

まとめ

介護職はやりがいがあると言う人も多い一方で、体力的もメンタル的にも大変な仕事です。その中で、自分自身に体力があるかないかを判断するのは、あなた自身であって、他の人と比べることでもありません。もし体力に不安を抱えているあなたが「介護職で働いてみたい」「このまま介護の仕事を続けて大丈夫だろうか」と誰かに聞いてみても「大丈夫!平気ですよ。」と断言できる人はいないでしょう。

他の人に聞いたり、また誰かの言葉をうのみにするのではなく、やはり自分自身が働く中で実感したことが正しいと思います。毎日の積み重なった疲労が、身体に負担をかけることのないよう、是非自分自身の体調や体力をしっかりと見極めながら今後のことを決めてくださいね。

また介護業界にも、経験 を積みながら、身体に負担をかけない業務内容で働けるような資格を目指すという選択肢があることを是非頭に入れておいてほしいと思います。