カイゴSHOCK

介護職の介護職による介護職のためのブログ

カイゴSHOCK

レクリエーション介護士とは?取得方法やメリット、体験談をチェック!

f:id:gachiribito:20180621024824j:plain

介護職として特養やデイサービスで働いている皆さんの中には「レク担当の日が憂鬱で・・・」という人も多くいるのではないでしょうか?以前に、特養からデイサービスに異動となった知人が、口癖のように「レクのネタがない・・・」とこぼしていたことを思い出します。

介護の現場では、今までレクリエーションの基礎的な知識を学ぶ機会がほとんどありませんでした。そんな中で新たに生まれたのがレクリエーション介護士。今回このレクリエーション介護士の資格が、果たして現場の皆さんの「レクの悩みや困りごと」を解決できるのか、調べてみたいと思います。

>>>介護・福祉・医療の資格を取るなら『シカトル』

レクレーション介護士ってどんな資格?

レクリエーション介護士は、2014年にできた新しい資格で、受講資格は特になく誰でもが資格取得を目指せます。 介護や高齢者の基本的な知識をはじめ、高齢者とのコミュニケーション能力を身につける、また高齢者が喜ぶレクリエーションを行うには、どのようなことが必要か?という視点から、企画・計画等を学びます。

レクリエーション介護士は、一人ひとりの利用者さんと向き合う中で、自分の趣味・特技を活かしながら、高齢者に喜ばれるレクリエーションを提供していくという大切な役割を担います。

取得方法・日程

レクリエーション介護士2級は「一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会」が認定する通信や通学による講座を受講する、あるいは介護事業者向けに実施される団体研修を受講して試験に合格すれば誰でも取得が可能です。通信で受講する場合は、自宅で自分のペースで始めることができ、仕事をしながらの学習が可能です。

短期間で資格を取得を目指す人には通学での受講がオススメですが、自分の居住地域や職場の近くで、講座を実施している学校があるかどうかの確認が必要になります。またレクリエーション介護士2級の取得者対象の1級の資格の講座もあります。

どんなメリットがあるの?

レクリエーション介護士を取得するメリットをあげてみました。 ]

  • 経験・年齢・資格等問わず、誰でも受講することができる
  • 介護レクリエーションをきちんと学ぶことで、現場のレク活動への不安が軽減される
  • レク活動のマンネリ化の解消ができる
  • 自分の趣味や特技を活かして高齢者の喜ぶレクが作れる
  • 高齢者とスムーズに接するコミュニケーション能力が身につく
  • 自分自身のスキルアップにつながる
  • 求職や転職の際に、活かせることもある
  • ボランティア活動にも活かせる

体験談

レクリエーション介護士の資格を取得した人の声を聞いてみました。特養の介護職として働くBさん。10年以上のベテランになり、施設内でもボランティア担当としての役割を担っていました。ボランティア担当と言っても、主にボランティアの方達との日程調整等がほとんどで、その内容等についてまで深く関わることがなかったと言います。

そんなBさんが、施設長からの指示でレクリエーション介護士の資格を取得することになったのが、2015年のことでした。今まで介護の現場において、レクリエーションの基礎知識等学んだこともなかったのですが、施設の利用者さんに楽しんでもらえるレクリエーションを行うという視点から、企画・計画・実行までを学んだそうです。

資格取得後は、施設全体のレクを企 画~実施するだけでなくボランティア活動の内容等にもしっかりとアドバイスができるようになったと話してくれました。

まとめ

介護の現場では、単に機能的回復や介護予防といったことだけではなく、高齢者に「喜びや生きがい」を提供するレクリエーションの重要性が、年々高まってきています。

私が以前働いていた施設でも、実際にレクリエーション介護士の資格を持つ職員を中心に、現場の中でのレクリエーション活動に力を入れ始めました。

この資格を取得することで、介護レクリエーションのスキルを学び、個々の利用者さんに最適なレクリエーションを提案することができるようになれば、皆さんの苦手なレクの悩みも解決できるのではないでしょうか。

>>>介護・福祉・医療の資格を取るなら『シカトル』