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介護予防運動指導員とは?取得方法やメリット、体験談をチェック!

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近年介護予防が叫ばれている時代に、介護予防の知識や技術を持った人材へのニーズは年々高まっています。

今、介護予防に関心のある人や、何かレベルアップをしたいと考えているあなたに、介護予防の専門家として注目されている介護予防運動指導員の資格についてお伝えします。

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介護予防運動指導員ってどんな資格?

介護予防運動指導員とは、高齢者の方を対象に、介護予防の一環として運動法を指導できる資格のことを言います。高齢者の方ができる限り介護を受けることなく、健康で自立した生活が送れるよう、健康面からの指導やサポートなどを中心に行います。

具体的には、筋力向上トレーニングや歩行訓練等の運動訓練、誤嚥などを予防する口腔訓練、栄養失調などや栄養の偏りをなくし、健康に生活する為の栄養指導等を行うことができます。介護予防に基づく専門知識と技術を持っている人だと考えて下さい。

取得方法・日程

介護予防運動指導員の資格は、地方独立行政法人東京健康長寿医療センター指定の全国にある事業者が行う養成講座のカリキュラムを一定時間受講し、修了試験に合格することで取得となります。

各事業所の養成講座ごとに、受講の期間等は様々ですが、計31.5時間の講義を5日間~約1カ月程度で受講するところが多いようです。受験資格は、定められている福祉又は医療系の資格を保有していることと2年以上の実務経験が必要となります。

また受講対象者は、介護福祉士をはじめとする福祉従事者や、医師をはじめとする医療従事者国家資格保持者などの対象資格保有者でなければならないため、必ず個別に確認しましょう。また3年毎に登録の更新が必要となります。

どんなメリットがあるの?

介護予防運動指導員の資格を取得するメリットをあげてみました。

  • 介護予防についての知識はもちろん、高齢者対象の筋トレや口腔機能向上などの知識が学べる
  • 介護予防運動指導員の資格を生かせる仕事は、多岐にわたるため、就職や転職等に役立つ
  • 自分自身のケアの質が向上するだけでなく、介護事業所全体のサービスの質を向上させることができる
  • 介護予防が注目されている時代なので、この資格は転職時の強みとなる

体験談

介護予防運動指導員の資格を取得した人の声を紹介します

  • 地域包括主催の講習会、地域の老人会やサロンにも呼ばれて介護予防にまつわる話や運動をする機会が増えた
  • デイサービスで長年働いているが、介護予防運動指導員の講座の中で知識として学んだことを要介護者の利用者さんにも活かせている
  • 有料老人ホーム内で、入居者への介護予防プログラムの実施及びトレーニング指導をしている。週3回半日の仕事なので、子育てとの両立ができている

まとめ

高齢社会の中で、国全体が介護予防サービスを重視する方向で進んでいます。介護が必要になった時に、過不足のない適切な介護サービスを提供することも大切ですが、介護が必要となる前に、介護を予防するためのサービスを通して、生活の質(QOL)の向上を目指すことも重要です。

介護予防サービスを実施する上で、介護予防運動指導員がいる職場は、資格を取得したことにより本人のケアの質が向上するだけでなく、事業所全体のサービスの質を向上させることができるでしょう。

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