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介護施設のユニークな取り組みを紹介!あなたの職場はどう?

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平成12年に介護保険がスタートし、はや17年が経ちました。介護保険以前は措置制度でしたが、今では多くの民間企業が参入をしています。

民間企業が参入したため、競争原理が市場に働き、介護保険制度下におけるサービスといってもバラエティーに富んだ取り組みを行っています。

今回は、その中でもユニークな取り組みをしている介護施設について紹介をしていきたいと思います。もしかしたら、あなたの職場でも参考になる取り組みがあるかもしれません。

特養でオムツゼロ

最初に紹介をしたいのが、特養でオムツゼロの取り組みをしているところです。特養と言えばほとんどの人がオムツ、あるいはリハビリパンツを履かれていると思います。

このオムツゼロを目指している特養では、医療と介護が連携を行い、利用者の排泄リズムをできるだけ把握して誘導を行っているそうです。利用者にとって排泄は最も羞恥心がある部分であるので、まさに「利用者本位」の取り組みということでしょう。

また、寝たきりの状態の方でもトイレ誘導を行うことにより、廃用症候群の進行を予防することにも効果的です。

特養でユマニチュード

ユマニチュードとは、フランスで考案された新しい認知症ケア方法です。見る、話す、触れる、立つというコミュニケーションの4を基本とし、そこから派生した150を超える技法をもっています。

ユマニュチュードを取り入れることにより、利用者の暴力や暴言などの行動・心理症状がなくなり、穏やかになったという事例がいくつも発表されています。

このユマニュチュードの研修を職員全員がうけて、実践している特養や有料老人ホームなどが増えています。

バリアアリーのデイサービス

バリアフリーは良く聞くと思いますが、このデイサービスでは「バリアアリー」をあえて作っています。日常で遭遇するであろう、段差や階段、坂などをあえて施設内に作り、日常の生活動作のリハビリをしてもらうというコンセプトです。

日常生活で起こり得るリスク対して、常日頃から施設で訓練をしておくことが重要とあえて障害を作っています。

夕飯を持ち帰れるデイサービス

高齢者の一人暮らしだと、デイサービスに通った後に自分やヘルパーさん、あるいは配食サービスなどで食事の準備をしなければなりません。

このデイサービスでは、夕食を持って帰れるサービスを始めたところ、半分以上の利用者から注文があったみたいです。配食サービスだけでは、味が飽きてしまうので週に何回かでも違うものが食べれると好評らしいです。

その他

デイサービスでは、カジノや学校の様なユニークなものが増えてきていますが、実際に見学をした私個人の感想としては「私が高齢になったら通いたくないな」という印象でした。

介護保険制度の中で、色々な取り組みをして切磋琢磨していくことは良いことだと思います。できれば、ケアの質という部分についても上記のような取り組みをどんどん行っていってもらいたいと思います。